「わぁ!お日様が出てるのに、雨が降ってるよ。変なの」


「きつねの嫁入りだね」


「きつねの??」


「そうだよ。こんな晴れているのに雨が降る日はきつねの婚礼、結婚式があるんだって」


「へぇ~」



きつねに騙されたような、そんな不思議な雨が降る。

幼い頃におばあちゃんから聞いた、不思議な話を思い出した。


不思議な雨にぬれて家路へ急ぐ。

いつもの小道が知らない道に思える。


「         」


ふと声がして振り向くと

あの頃の私とおばあちゃんがいた気がした。



不思議な雨が見せた、不思議な夢・・・。




***毎日暑いですね。最近は蝉のこえで目が覚めます。言葉として変換したらなんて言ってるのかな。「おーい、ここだよ」「遊ぼうよ!」「ねぇねぇ、早くきてよ~」とか、後は「君の好きなところはその羽の色さ!」とかなんとか愛を叫んでいるんでしょうか。・・・まったく、変な事考えてしまうのもきっと暑さのせいね(いやいや、そうじゃないとの噂がっ叫び

で、そうです、きつねの嫁入り!今日久しぶりに晴れてるのに雨が降っていたんですよね。ちょっと嬉しくなって、妄想を膨らませてみました。ほんとはもう少し長い話にする予定だったんですが、こんな感じになりました。あとは・・・お盆も近いしという事で、おばあちゃん出演(といっても私のとかじゃないですよあせる)***