私は英語が嫌いだった。


学生で強制的に英語を教えられていた頃、英語という『科目』が嫌いだった。


はじめから嫌いだったわけではない。

英語を初めて書いた時、心が躍った。

なんでもできる気がして、空を飛んで私の心は外国に旅行した。


いつからだろう、私が英語を嫌いになったのは。


段々読めなくなって、意味もわからなくなって。

『英語』は『言葉』でなくなってしまった。


いつか私は『言葉』を取り戻したい。

そう強く願う。


そしてまた、あの国へ旅行するんだ。