ブログネタ:結婚の条件

クチコミ番付参加中

「ゆかりちゃん、もういい歳なんだから結婚して落ち着かなきゃダメよ」

最近この『結婚』の文字に躍らされている気がする。

ただ今30歳。周りの友達は結婚している子がほとんどな現状だけど、だからと言って私だけがしてないと言うことでもない。メンバーによっては未婚でバリバリ仕事をしている人の方が多い。
20代後半にかけてもう煩いくらい『結婚』のを口にしていた両親も、最近ではほとんど言わなくなってしまった。
どんなに言ってもパラサイトな娘に「しょうがないかぁ~」と諦めが入ってきたのかしら。

まぁ、実際に結婚したって幸せになるかどうかは、本人しだいなんだと思う。
そう、しなくたって幸せはつかめるはず。
こんな事を言ってたら「一回は結婚してから言いなさい」なんて母に言われたこともあったっけ。
そりゃ、いい縁があれば結婚したい・・・っていうのは本音である。
いい縁・・・・。
待ってても来ないんだよなぁ~これが。

そんな矢先、勝手にセッティングされて今思えばお見合いをした。
相手は普通のサラリーマン
ちょっと背の低い、顔が四角いサラリーマン

「ゆかりさん、お休みの日は何をしてるんですか?」

雄弁でないその人は、ちょっと緊張してるような顔で『とりあえず』質問をする。
そしてそれに当たり障りのない返事をする私。
人見知りな私に緊張気味の彼。
どうしようもない空気が流れ出す。目の前にいる人を通りこして、心は家路へ。

もうそろそろ帰りませんか?と声をかけようとした瞬間、大きな大きなクシャミがお店に鳴り響いた。

「!!す、すいませんっ!!」

うろたえた彼の鼻に奇跡の鼻ちょうちんがっ!

鼻・・・はなちょうちんっ!

笑ったらダメだと思うと余計に笑いがこみ上げて来て、私も「ブハッ!」と鼻がなる。

もうその後は2人で笑い出し奇妙な目を向ける店内の人をしり目に、店を出るしかなかった。

「・・・あ~、この後食事でもしますか?」

「・・・そうですね」

もちろん、笑い声の2人だった。



結婚の条件、私にとってはお金でも、顔でもなくて、「笑い」が同じ人。
「笑い」が同じと言うことは、感性が同じって事にも繋がるのかな。